孤高によろしく千萬あるべし

説明しよう!このブログは、基本一人で何かを極めようとしている28歳の孤軍奮闘記である!

バイト先(某スーパー)の奇妙な客その7 スネ夫くん

私は現在、某スーパーで品出しのアルバイトをしている。「品出し」とは読んで字のごとく、品を出す、つまり入荷してきた商品を陳列するアルバイトのことだ。今回は、そのバイトを辞めるまでの間に遭遇した面白い出来事について書いてみる。

 

スネ夫くん。拗ねているからスネ夫くんである。

 

まあ、駄洒落なんですけどね。このスネ夫君なる人物は70歳くらいの爺さんである。身長150くらい。小柄。腰は若干曲がっている。上下黒のジャージ、黒の帽子を深くかぶっている。老眼鏡をかけている。そして短気。

 

バイトを始めてから2ヶ月が経過したあたりだろうか。初めてお客さんに激昂された。その相手がスネ夫くんである。まあ、私に落ち度があったといえばあったのであるが、しかしそこまで怒る必要があるだろうか?というものである。本当に。

 


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当時、やっとレジ打ちになれてきた状態の私は、スネ夫くんのお会計をしていた。なぜ怒られたかというと、後に並んでいたお客さんの商品を、1個間違ってバーコードを通してしまった。それだけといえばそれだけなのであるが、そのお客さんは気に入らなかったらしい。全部お会計をリセットして、一から打ち直せといってきた。しかし、僕が働いているレジは融通が利かないというか、全部がシステムで管理されている。そういうような操作をするときにはマネージャーが持っている鍵が必要となるのだ。面倒くさい。どうしたらいいのか分からず、たじたじになっていると、スネ夫くんは更に怒る。更に「今マネージャーをお呼びします」というと「なんでマネージャー呼ぶんだよ!」と叫ぶ。こうなっては手のつけようがない。

 

ということで、1個後ろのお客さんの商品を通してしまったがために、爺さんに怒鳴り散らされるというなんとも虚しい結末となってしまった。落ち込みましたよ。本当に。私にも落ち度はありますけれどもね、そんなに怒らなくてもいいじゃないですか。


 *****

  

数日たったある日、スネ夫くんが買い物にきた。私としてはメンタルが回復しきっていないのであるが、当の本人は全く気にしていないらしい。ちっとは気にしろよ。

 

その時間帯は僕しかレジにいなかったので、必然的にレジの相手をすることになる。無事に会計を済ませて、スネ夫くんは会計済みの商品を袋詰めをして、店を出て行った。

 

そこに登場したのは、僕と同じくレジ打ちのバイトをするおばちゃん。これまた「おばちゃん」という感じで、歯に衣着せぬ物言いをするところが結構好きだ。

 

当時他にお客さんはいなく、店内ガラガラである。暇を持て余したのか、私のところに近寄ってきてこういった。

 

おばちゃん「この前は災難だったね。あの怒鳴り散らしたお客さん。ああいうの老害っていうのよ。少しは我慢すればいのにね。気の毒よねぇ」

 

僕「本当にそうですよ。とんだ災難でした」

  

しかし、である。帰ったと思っていたスネ夫くんは、僕たちの後ろにいた。

  

おばちゃん「・・・・・・」

僕「・・・・・・」

 

 

最早なんといえばいいのか分からない。 

怒鳴り散らされると思いきや、スネ夫くんはくるっと踵を返し、何も言わずに去っていった。そして、それ以降、うちのお店に来ていない。

 

不本意ながら、少しひどいことをしてしまったと後悔もしているのだが、でもやってしまったものは仕方がないというものでどうしようもない。

 

ということで、スネ夫くん、また来てください。でも怒鳴り散らすのはNGでお願いします。すいません。