孤高によろしく千萬あるべし

説明しよう!このブログは、基本一人で何かを極めようとしている28歳の孤軍奮闘記である!

バイト先(某スーパー)の奇妙な客その4 チョコチップおやじ

私は現在、某スーパーで品出しのアルバイトをしている。「品出し」とは読んで字のごとく、品を出す、つまり入荷してきた商品を陳列するアルバイトのことだ。今回は、そのバイトを辞めるまでの間に遭遇した面白い出来事について書いてみる。

 

チョコチップおやじ、は水曜日と日曜日の朝にやってくる。

  

チョコチップおやじというのは、私がつけたあだ名である。年齢50-60、身長は150から160の間。割と小柄。体型は小太り。結構はげてる。山崎パンの「チョコチップスティック」が大好きなようで、必ず買っていく。しかも複数個。特筆すべきなのは、彼が必ず入荷したての、つまり賞味期限の長い商品しか買わないということだ。

 

お客さんの中には、賞味期限に拘泥する人も多い。チルド商品にしろ、加工食品にしろ、賞味期限を気にして、商品棚の奥からとっていく人は多いんじゃないだろうか?かくいう私もその一人である。全部が全部そうではないが、牛乳とかは特に気にしてしまう傾向にある。

 

しかしチョコチップおやじは、すべての商品の日付にこだわる。少しでも日付の長い商品が欲しいらしい。時間をかけて吟味する。それだけならまだいいのであるが、問題は目当ての品がないと話しかけてくるということである。とういうことか。たとえば、彼のお気に入りの「チョコチップスティック」が入荷してこない日があるとしよう。ちょうどその日が、彼の来る水曜日か日曜日だった。どうなるか。永遠に話しかけてくる。

 

「あれ、今日入荷していないのか」「本当に入荷していないのか」「ここぉにあるんでねぇのか」「棚、みせてけぇろ」から始まり、「あの○○店で買ったこの商品、こっちだと120円だけどな、向こうだと99円で売ってたど」「この前△△にいったけどぉな、”#$%&’~=」のように関係ない話にエスカレートする。そして訛りが結構すごいので、途中から何を言っているのか分からなくなってくる。会話が聞き取れないので適当にあしらっていると、さらにまた話しかけてくる。しかし何をいっているのか訛りのせいで聞き取れないので適当に聞き流す。すると更にまた話しかけてくる。終わらないエンドレス・ループ。神様、僕を地獄から解放してください。

 

このように、ただひたすら話しかけてくるチョコチップおやじのエンドレス・トークに付き合っているとどうなるか。品出しが終わらないのである。僕はバイトとして品出し業務兼レジ打ち業務に携わっている。これが終わらないということは、マネージャーに怒られるということだ。しかも結構怖いからいやだ。それだけはごめん被る。

 

しかし、このようなチョコチップおやじのおかげで、トークに適当にあしらいながら、品出しをする「聞き流し」というスキルを身につけた。これは結構使えるスキルで、大体はこれで切り抜けることができる。バイトで得られた数少ない財産の一つである。